電子書籍漫画1.9万冊を所有する管理者が、一気読みしてしまう『今まで見たことがない漫画』「変な家」

『電子書籍漫画1.9万冊を所有する管理者が、一気読みしてしまう『今まで見たことがない漫画』「変な家」』の作品紹介

●漫画名:変な家

●原作:雨穴
●漫画:綾野暁

●出版社:一迅社

●あらすじ:
オカルト専門ライターの「私」は知人から、とある家の間取り図を見せられた。そこには正体不明の「謎の空間」が存在するという。建築設計士・栗原に意見を求めると、彼はこの家のおかしなところを次々に指摘し始めた……! 動画1200万再生突破・原作本50万部突破・2024年春映画化! 新世代ホラー作家・雨穴のデビュー作にして代表作、話題の“不動産ミステリー”(※書籍『変な家』(飛鳥新社刊)をコミカライズした作品です)

【管理者5指標:総合4.8】

・ストーリー「5」
・キャラクター「4」
・作画・表現力「5」
・設定の面白さ「5」
・管理者おすすめ度「5」

※1.9万冊読んできた管理者の一言:ミステリー漫画の概念を覆す「不動産ミステリー」の最高傑作。

【管理者所感】

1.9万冊も読んでいると、だいたい序盤で「これはあの作品に似てる」とパターンが見えてしまうものですが、「変な家」にはそれが全くありませんでした。

間取り図という1枚の紙から、ここまで生々しい恐怖と好奇心を引き出す構成力は、天才的です。

「こんな漫画は初めてみた…」これが初めて読んだ時の率直な感想です。

ミステリー系よりはバトル漫画を読むことが普段は多いですが、「変な家」の読み始めた瞬間、その異質な魅力に引き込まれました。

誰もが見たことのある「家の間取り図」。その中に隠された、ほんのわずかな違和感。

そこから始まる物語は、謎が妄想を呼び、妄想が疑惑へと変わり、疑惑が確信へと変わる。その瞬間、脳が震えるような快感と、同時に訪れる冷たい恐怖。 今までの人生で、これほど図面をちゃんと見たことはありません。

「名探偵コナン」のような派手な事件物ではなく、たった1枚の紙の上で繰り広げられる謎解きなのに、そこにある「意図」に気づいた瞬間、脳汁があふれ背筋が凍ります。

現実でもあり得るストーリーに引き込まれ、一緒に謎解きをしている感覚で電子書籍の漫画の図面を拡大して画面を食い入るように見てしまうくらい、この「図面から立ち上がる謎」は初めての体験でした。

この漫画の恐ろしいところは、1つの謎が解けた瞬間に、さらに巨大な『闇』が見えてくるところです。

「一度読み始めたら、最後の1ページまで読みたくなる」と断言します。

ちなみに、映画版は「ホラー」に近く驚かせる演出や、後半のアクションシーンなど、エンタメとしての怖さや面白さがあります。映画のクライマックスの勢いも最高ですが、「なぜ、あんな家を建てる必要があったのか?」というドロドロした動機の深淵を覗けるのは漫画版だけです。映画でファンになった皆様は、是非、漫画版で「答え合わせ」をしてみてください。

漫画版は革新的な不動産ミステリーで、じわじわと追い詰められるような精神的な恐怖と、緻密な謎解きが魅力で、作画が非常に綺麗でキャラクターの表情の機微がより深く描かれています。さらに漫画版は 原作小説に忠実で、ラストに「議論の余地」や「ゾッとする余韻」を感じてしまいます。また、間取り図の細かな矛盾点などの伏線回収は、漫画版の方が圧倒的に丁寧です。

※映画でファンになった方も、漫画版を読めば「変な家」の「本当の怖さ」に改めて驚くはずです。

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